青物が簡単に釣れる泳がせ釣り(飲ませ釣り)の浮き仕掛けを徹底的に解説!
泳がせ釣りは難しいそうですが実際にやって見ると意外や意外、初心者の方でもとっても簡単にできる釣りです。
この記事を読んで頂ければ迷わずに始めれるように書きました。
簡単な仕掛けでしかも置き竿にしているだけで場所にもよりますがブリやカンパチと言った大物がかかっても不思議ではない釣りです。
泳がせ釣りには
・エレベーター仕掛け
・浮き仕掛け
とあります。
どれも簡単なのですが、初めて泳がせ釣りを始める方には
『浮き仕掛け』から始められればすんなり釣れるようになれるでしょう。
竿は置き竿にして、ただ浮きを見ているだけで泳がしている魚の行動が丸っと分かってしまい前アタリも、合わせのタイミングまでもが、手に取るようにわかってしまい本当に失敗の少ない釣りになります。
この記事を読んで泳がせ釣りを始めるきっかけになって頂けたら嬉しいです。
優しく分かりやすく説明していますので、先ずはウキ釣り仕掛けの泳がせ釣りからスタートしてみましょう^^
目次
泳がせ釣りになるエサの調達方法
先ずはじめに泳がせ釣りをするためには使うエサを調達する事から準備していきます。
泳がせ釣りに使える魚はたくさんいますが、今回は一年中狙えて、かつ使いやすいアジで解説していきます。
エサの調達方法は下の2択になります。
(1) 釣具店やエサ屋さんまたは船宿から調達が可能です。
(2) 自分で釣って調達
(1)の釣具店やエサ屋さんまたは船宿から調達ではアジの生きエサを置いていない店も有りますし売れ切れてしまっている場合も考えられますので事前に電話を掛けるなり確認しておくことは必須になります。
自分で調達する自信が無い人や季節によっては釣りでの調達が難しいところも有ります。
そういう方は生きエサを置いている釣具店やエサ屋さんまたは船宿で調達するのが無難です。
また、(2)の自分で釣って調達される方は
泳がせ釣りをする堤防などで調達するのが一番理想かと思います。
中には、サビキ釣りでアジが釣れやすい堤防や漁港で釣ってから場所を変えて、
泳がせ釣りをする釣り場に移動するって事も有りですよね。
生きたアジを弱らせないで管理する方法
アジはデリケートな魚です。
優しく気を使って、管理してあげないとストレスで弱ってしまいます。
最低でも下に表記した事は必ず実行してください。
(1)常に新鮮な海水に保つようにしましょう。
(2)管理するバケツは余裕をもって大きいものを選びましょう。
(3)水温の管理は忘れないで実践しましょう。
(4)酸欠にならないようにエアーポンプは必ず設置しましょう。
(1)常に新鮮な海水に保つようにしましょう。
フィルターを使うか小まめに(30分毎に)水の入れ替えをしてあげましょう。
すぐにあわやぬめり汚れが発生してアジもストレスで弱ってしまいます。
また少しでも汚れが目立ってきたら、網などで汚れをすくいとって行きましょう。
(2)管理するバケツは余裕をもって大きいものを選びましょう。
釣ったアジを生かして置くバッカンや、バケツなど生かして置くのに水1ℓに対して20cm以下のアジなら1匹が目安とされています。
私は25ℓのバッカンを使用していますので水を満タンに入れたとしても25匹しか入らない計算になります。
大海で育ったアジにしてみたら一匹でも狭いと感じているんじゃないでしょうか?
計算上は25匹のアジを確保できるようですが、10匹前後くらいで使うのが理想かな?と思います。
その甲斐も有ってか元気で凄く良い仕事をしてくれています。
スカリは海中に入れてぶら下げているので一切の世話無しですが、スカリにアジを入れたり出したりする時に
アジが多く入っていればいるほど海面から引き上げる時に、水の無いスカリの中で体をぶつけあってバシャバシャと跳ねてアジ同士が体をぶつかりながら引き上げられます。
当然、体にも傷が付きます。
また海の中へ戻す時も海面まではお互いに体をぶつけ合い、こすり合いながらになります。
この動作を繰り返せば繰り返すほどアジの受けるダメージは計り知れないでしょう。
その点バッカンはいろいろ世話をしてやらないといけませんが、元気で仕事をしてもらおうと思えばバッカンやバケツの方がアジには優しいんじゃないかと思います。
(3)水温の管理は忘れないで実践しましょう。
魚は1℃違うだけで釣れないくらい敏感な生き物です。
たくさん釣れた日の翌日に友達を誘って同じ場所で釣りをしても全く釣れなかった・・・。
こんな経験されたことはありませんでしたか?
アジを釣る場合の海水温度の適水温と言うのが有ります。
16~26℃とか16~20℃までとかいろいろ言われていますが、エリアが違えばこの適水温も多少の変動が有るかと思います。
ですので、参考程度に受け止めて頂ければありがたいです。
毎回釣行時に水温計で測られている方ならデーターをお持ちでしょうが
ほとんどの方は水温測りませんよね。
魚の釣れない時は水温が低いからばかりではないとは思いますが、釣れた時の海水温と釣れなかった時の海水温のデーターが有れば
ある程度の判断材料になると思います。
ちなみにブリの適水温は18~24℃が理想とされていますので、アジが釣れる温度であれば
ブリも問題なく狙える魚です。
要は、サビキ釣りでアジを釣っているその場所の海水温を測って
その海水温を基準に温度管理をすればいいって事になります。
したがって、真夏の暑い日などは絶対にバッカンの温度が上昇してしまいますので日陰にバッカンをおくか、日陰を作ってバッカンを直射日光から守ってあげましょう。
アジの事を考えてあげるならクーラーボックスに入れてあげた方が断熱効果が良く温度管理もしやすいですよ。
エアーポンプを付けておく事も忘れないでくださいね。
30分に一度は海水を入れ替えたりして、常に汚れの無いきれいな海水にしておきましょう。
高い水温計でなくても問題はありませんので、一つ持っていると管理しやすくなりますよね。
(4)酸欠にならないようにエアーポンプは必ず設置しましょう。
今までお伝えしてきた(1)~(3)すべて大事な事で、手を抜いたらアジが弱ってしまい良い仕事が出来なくなってしまいます。
最後の(4)も同じように大事ですのでそしてここではケチらずにあまり安いからと言って手を出してしまうと私の様に大失敗いたします。
せめてここではちょっと頑張って良いものを購入しておきましょう。
エアーポンプで一番大事なのは送風量です。
とにかくこの一言に尽きます。
送風量とは通常、1分間に送り込まれる空気量の事を指し、この数字が小さいものはオススメしません。
せめて送風量が1分間に2ℓと言うものが欲しいです。
私はUSBで充電出来て交流も使えて直流も使えるそれで軽くて使いやすいものを購入したのですが、送風量が1.2ℓ/minで自宅に届いて早速動かしてガッカリしてしまいました。
少しの アワがしかも弱々しく出た瞬間、
こいつは絶対使えない!
ついでに送風量が3ℓ/minを注文しました。
しっかり確認しないといけませんね。
充電ができるとか、軽いとか使い勝手優先でなくパワー優先で選ばれた方が結果的に、ストレスなく長く使う事が出来切ると思います。
一ヶ月に何回も釣行される方でしたら乾電池の充電器も持っていた方が断然お得だと思います。
(ただし、ちょっと高いですが・・・。)
私の場合、本当はUSBタイプでこのくらいの送風量が有れば少々高くても買ったのですが、残念ながらパワーを期待するには単1の乾電池でしかありませんでした。
みなさんもこの辺はしっかり調べて購入してくださいネ!
アジを扱う時の注意点
「アジは素手でつかむと火傷する」ってよく言われていますが、実際のところは賛否両論あってどちらが正解なのか難しいところです。
ですが間違っていたとしても「やらない方が良いよ」って言っている意見が有ある以上はやらないようにしています。
ですから、サビキ釣りで釣れたアジを外すのも素手でつかまえないようにしています。針外しで外しています。
逆に慣れるとこちらの方がむしろ簡単にアジに触らないで外せるのでアジにも優しいと思います。
そして、泳がせ釣りでアジに針を掛ける時もアジをすくうネット(網)ですくってネット越しにつかまえて素手ではつかまえないようにしています。
泳がせ釣りで使う竿(ロッド)&リールは
♦ 竿(ロッド)
竿を選ぶとき私が気を付けているのは、使いやすさを優先に選びます。
今回の様に泳がせ釣りという事ですので、遠投できる竿にはそれほどこだわる必要はありませんが、いざ大物がかかった時に楽に魚とのやり取りを考えれば竿の長さは4~5mは欲しいですね。
竿が長くなるとタメが出来きますので大物がかかっても余裕で大物とのファイトが楽しめます。
それと、しなやかに操作できるものを求めるのであれば投げ竿よりはやはり磯竿ではないでしょうか。
磯竿を選ぶ場合に一つ注意点が有ります。
それは竿に表記されている号数なのですが、投げ竿の場合はオモリの号数を表していますが、磯竿の場合はラインの号数になります。
ですから、磯竿の5号の場合はナイロンまたはフロロカーボンの5号のラインをリールに巻いて釣る時がこの竿の良さが十分に発揮できるという表記になります。
ただし5号の竿だから5号のラインでないと駄目と言う事では有りません。
大物を狙って少しラインを太くしたいと思ったら、太いものして頂いて構いません。
分かりやすく行ってしまえば「5号の磯竿だったら5号以上のラインを使ってください。」って事なのです。
♦ リール
リールの選び方としては何号のラインを使うかによってリールを選びます。
私はナイロン6号を200ⅿ巻けるリールを探して6000番のリールを購入しました。
ちなみに私は磯竿の5号を使っていますので、竿の持つ本来の持ち味を出すには5号のラインが理想なのですが、大物がかかっても安心して魚とのファイトを楽しみたいので、6号のラインに6000番のリールと言うセッティングにしました。
私は欲張りですから、スリルを味わうよりもかかった魚は確実に取り込みたい派なので・・・。
特に泳がせ釣りに使うリールはドラグさえしっかり機能するものであればそんなにこだわって高いものを買わなくてもOK ですよ。
泳がせ釣りの浮き仕掛けの解説
ここからは浮き仕掛けを上の方から解説していきますね。
まずは道糸に浮き止めから仕掛け通していきます。
(1)浮き止め
道糸(ナイロンライン6号)に浮き止めを通します。浮き止めには浮き止め糸と浮き止めゴムの2タイプが有ります。
私が推奨するのは浮き止めゴムの方です。
以前は後からでも付けれる利便性もあって浮き止め糸の方を使っていたのですが、ちょっとしたことでラインがすぐにズレてしまい、タナをキープできないために浮き止めゴムに変えました。
それもふたつ並べて使っています。
またガイドを通過する時に引っかかりにくい丸みの無い細いタイプの浮き止めゴムを使っています。
これも好みで別れるところです。
浮き止め糸、浮き止めゴムどちらでもお好みでどうぞ。
(2)シモリ玉
私は手芸で使われるビーズを代用しています。
妻から入手です(^-^;
これで困ったことはありません。
(3)中通し浮き
浮きは中通し浮きを使う事で、風が強い日などに起こりやすい浮きでのライントラブルも極力抑える事が出来ます。
ただ、釣りの途中で他の浮きに交換したいと思った時にラインを一度切らないと交換ができない難点があります。
この浮きセットは泳がせ釣りに必要な針、クッションゴム、ウキ止めゴム、シモリ玉とすべてが揃っていて初心者の方には面倒が無くて良いと思います。
私は針は親針と孫針が付いている針にかえて、ウキ止めゴムは竿のガイドが通りやすいすい細いタイプの浮き止めゴムに変えています。
しかし、せっかくセットもので販売されているものなので、試してみるのも良いと思います。
そして、使いづらいとか、調子が悪いとか不都合が出てきたら、その時に替えるのも良いかと思います。
(4)からまん棒
中通し浮きの次にラインにセットするのがからまん棒です。
浮きをそれ以上下に落ちないように止めてライン絡み防止の役目をしています。
これは必要ないと言って使っていない人もいますが、これが付いている事で糸絡みを大きく減少する事が出来るので、できれば使う事をおすすめします。
またこのからまん棒は移動が可能ですので、針の付いた仕掛けからはなしてセットすれば浮きが近づいて絡むと言った事も減少しトラブルが激減します。
(5)クッションゴム
からまん棒の次にはクッションゴムです。
これは掛かった魚の急激な引きに対してライン切れなどを守るために衝撃を吸収する役割をしてくれます。
しかし、小さなアタリがクッションゴムにより吸収されてアタリが取り辛くなるという弱点も併せ持っています。
そういった繊細なアタリが要求される釣りには不向きですので、そんな時はクッションゴムなして使ってみてください。
しかし、泳がせ釣りの様にアタリが有ったからと言って、すぐに合わせる釣りではなく、しっかり呑み込ませ走り出したら合わせると言った釣りには向いていると思います。
(6)針
最後にフロロカーボンのハリス5号を1mほど使用します。
その下に親針と孫針のふたつの針が付いている仕掛けを使用してください。
自分でも簡単に作れますので試してみてください。普段結んでいる外掛け結びで針の間隔は3㎝~5㎝ぐらい離して結ぶだけです。
親針に大きい針を使用して、孫針に小さな針にしている人とその逆に、親針に小さい針に使用して、孫針に大きな針を使っている人がいます。
親針を大きい針にするとアジが泳ぐときに重くてすぐに弱ってしまうという方は親針を小さい針にしています。しかし、全部ひっくるめておよぐわけですからどちらでも同じような気がしますが・・・。
いずれにしても、考え方は人それぞれ有りますので、否定するのは簡単ですが、面白い提案などを見つけたらとりあえず試してみるという事が大事かと思います。
たとえそれがあまり効果がみられなくても、試してみる事で、自分なりに新しい発見と言うものを見つける事が出来ると思うのです。
提案者様はこう言っていたけどこんな風にしたらもっと良くなるのでは?とか、そこまでやってみた人にしか気づかないものってたくさんあります。
以上大まかな釣りを始めるまでの準備や、アジを元気にキープしておく方法や道具などを紹介して来ましたので、次は泳がせ釣りの仕方についてお話をさせて頂きます。
実践!泳がせ釣りの浮き仕掛けの解説
アジの調達もでき無事に泳がせ釣りの釣り場に着いたらアジの生きエサを確認してください。
アジが弱ってしまったら、釣りにはなりませんので細心の注意を払って管理しましょう。
*水温は適温ですか?
水温ににばかり気を取られていて水が汚れているのに酸素を送っているので大丈夫とほかっておくとアジは弱ってきます。気を付けてくださいネ。
また水温が上昇していたら家で簡単に作れる、ペットボトルに水を入れて冷凍室で凍らせておいたものを、バケツに入れて調整する方法が手軽にできてよろしいかと思います。
他にはブクブク(エアーポンプ)のパワーは大丈夫ですか?電池の残量が少なくなると、パワーが落ちます。予備の電池を持参する事をおすすめします。
これらの事をチェックしてアジの元気に泳いでいるのが確認できましたら次はアジに仕掛けの針を掛けるところや注意点などをお伝えして行きます。
アジに仕掛けの針を掛ける箇所はズバリ背びれの前
アジに針を掛けるやり方は本当にたくさんあります。
どれが正解とかではなく、釣り人のいろんな経験の結果が現在のアジに針を掛けるやり方となっているのではないかと思われます。
私もいろいろ調べながら試してみました。
そこで釣れる、釣れないではなくていかに、アジを弱らせないで泳がせれるかを求めてて行った結果それが釣れるという結果にリンクしていたという事になりました。
要するに、いかにアジを弱らせないで生かして置き、いかに弱らせないで泳がすか?
と言う事になります。
普通に考えて刺されて嫌だなあと思うところは目とか鼻それに下あごから上あごに抜くという刺し方ではアジのストレスは半端ではないと考えました。
急所がなさそうな背びれの前だったら元気に泳いでもらえるのでは?と思って掛けました。
それがバッチリ当たったのでしょ元気よく泳ぎまわってくれました。
孫針も仕掛けには付けていますが、フリーにして少しでもアジに痛みを与えたくないという思いで、アジに掛ける針は1本にしています。
アジが呑み込まれる時に孫針も吸い込まれて行きますので、全く心配していません。
という事で私の場合は『背びれの前』に掛けるだけにして孫針はフリーの1本針掛けでやっています。
アジの投入時に気を付ける点
いよいよアジを投入していきますが、できるだけ遠投はしないでください。
それをしようとするには力いっぱい投げなければなりません。
海面に着水する時は激しくたたきつけられます。
その時点でアジが戦闘不能になってしまいます。
私みたいに孫針はフリーにして、なおかつ背掛けは更に最小限度の薄っぺらな状態に掛けていますのでアジを投入した時に背掛けのところから簡単に身が切れて飛んで行ってしまいます。
アジの投入時には常に優しく投入してあげる事に気を配ってくださいネ。
それに潮の流れと風の流れどちらを優先すればよいか?なんですが、当然潮の流れを読んで潮上に優しく投入して下さい。
背中に針を掛けられ、長いラインに潮の抵抗を受けながら泳ぐわけですからかなりの重さになります。
ですから潮の流れの速い時は簡単に流されてしまいます。
潮下まで流されたらアジを回収して、また潮上に優しくアジを投入の繰り返しになります。
そのような状況下ではアジの体力もそんなに長い事持ちません。
すぐに弱ってしまいます。
ピンチヒッターが多い時はすぐに交代させてあげてください。
アジを泳がせている時に時に一つ注意してほしいことがあります。
それは、釣り場に大勢の釣り人が釣りを楽しんでいる時には、
他の方の釣りの迷惑にならないように気を使いながら泳がせてくださいネ。
平日ならまだしも、週末のともなれば、人気の釣り場はどこも大勢の人で賑わいます。
楽しいはずの釣行でトラブルだけは避けて、楽しく過ごして帰れるように最低限のマナーは守り釣りをましょう。
潮目が岸近くに寄ってきたらチャンス到来!
あまり潮の流れが速い時は場所を変えて潮の流れの緩やかなところに投入するのも有りです。
また、潮目が大きくできていてアジが泳いで行ける範囲内であれば絶対に狙いましょう。
潮目が出来ている所はプランクトンの活性が高く、それを狙って小魚から大物まで狙うターゲットはそれぞれ違いが有りますが、そこではそれぞれが生き残るための弱肉強食と言いますか適者生存の世界が広がっています。
このような状況下で潮目を狙わずしてどこを狙えと言えるでしょうか。
ただし、くれぐれも遠投は絶対やめてくださいネ。
アジのダメージになる投入は絶対にNGです。
潮目は時間とともに移動して行きますので、そのうちに岸に近づく潮目も有ります。
ルアーだったら狙える潮目でも泳がせ釣りでは届かないってことはよくあります。
それでも、アジが元気なら潮目に向かって泳いで行ってくれます。
泳がせ釣りは待ちの釣りです
泳がせ釣りはどちらかと言えば満潮から下げに入ったあたりから始めるのがベストです。
これから上がってくる潮の時は、なかなか沖を目指して泳いでくれません。
ましてや、長いこと泳がされているアジは背中に重い荷物を背負って疲れて潮に流されるがままです。
アジを投入した後はしばらくは浮きの様子を見て今どちらに泳いでいるのかをチェックして条件が整うまで、ひとまず泳がせ釣りを止めてアジを休ませてサビキでアジを狙って少しでもアジを増やしておいた方が賢い時も有りますよ。
また潮がドンドン沖に出て行く下げ潮の条件の良い時間帯になったら一気に攻めていきましょう。
とは言っても、ついでにかかってくれればいいですが、ここからは浮きとのにらめっこです。
その時にも注意点があります。
それはドラグを思いっきり緩めて置き竿にして待つか、またはベールを起こして待つのかどちらでも自分のやり易い方法で構いませんが、これを忘れてよそ見をしていたら、とんでもないことになっちゃいますよ(^^;)
置き竿にする時は竿をロープなどで繋いでしっかり固定しておきましょう。
ベールをおこし忘れたり、ドラグを緩めるのを忘れた時のために保険を掛けておくという事ですね。
とにかく、油断しないで浮きの動きから目を離さないでその時が来るのを待ちましょう。
泳がせ釣りの合わせのタイミング
泳がせ釣りの即合わせは高確率でかかりません。
せっかくのチャンスを無駄にしないためにも確実に呑み込んででから合わせるようにしましょう。
一口で呑み込んでしまえばいいのですが意外と軽くくわえていることが多いです。
一度くわえては吐き出したりと何回か遊んでいるような行動をとります。
浮きを見ていれば浮いたり沈んだり少し走ったりと、その時その時この前アタリの形は違いますが、慣れていないとそこに合わせを入れてしまうことがあります。
特に始めたばかりの初心者の方は、つい興奮してしまって前アタリで合わせを入れてバラしてしまうケースが多いです。
例えば、私は背びれの前に打っていますが、軽くくわえている場合は針がまだ呑み込まれていないる状態になっているため当然こんな時に合わせてもすっぽ抜けるだけになってしまいます。
落ち着いて先ずはアタリが浮きに出たら浮きまでの糸ふけをとって合わせのタイミングを待ちましょう。
浮きは何回かポコポコ沈んだり浮いたりしていますが、ここであわせを入れないで、じっと我慢して待ちます。
そのうちスポッと浮きが消し込んで走り出します。
走りだした時が合わせのタイミングになります。
遠慮はいりません。
思いっきり合わせてください。
ましてや、クッションゴムを使っていればなおさらです。
魚とのやり取りは慎重に!
ここで欠かせないテクニックとして竿と魚で作られたタメを上手に利用するという事です。
これは磯竿のような柔らかい柔軟性のある竿を使う事によって生まれるもので大型の大物がかかった場合、投げ竿のような硬い竿では竿を立てる事も出来ずのされてしまうことがあります。
ですから取り込みでは磯竿の存在がいかに重要かが分かって頂けるかと思います。
ブリなど大物がかかった場合は、適度なドラグ調整と竿を立ててタメを十分に作る事で魚は浮いてきます。
やり方としては竿の構えを常に竿尻(竿の端のキャップが付いているところ)を魚の方に見せるイメージで構えます。
すると竿は大きく弧を描きタメが出来ます。
このためが出来る事で、竿の弾力を発揮して魚は自然に浮いてくるのです。
あとはポンピングでラインが巻ける分ずつリールを巻いてタモが使えるところまで寄せてきます。
そして回目海面から口を出させて思いっきり空気を吸わせておとなしくしてからタモの出番を待ちます。
タモ入れで注意する事
空気を吸わせておとなしくなったらタモを伸ばして魚の前で入りやすいようにセットしてあとは竿を操作して頭からタモに誘導して収まればとりあえず一安心です。
後は竿を股に挟んでタモの柄を順番に収納して引き上げてくれば完結です。
どうもお疲れさまでした。
ご存じだとは思いますがタモは魚をすくった後に水平方向に力を加えると簡単に折れてしまいます。
必ず柄を縮めながらタモを引き上げるようにしましょう。
まとめ
ここまで浮き仕掛けを中心に記事を進めてきました。
特に初心者の方でも簡単にできる釣りだと思います。
浮き仕掛けはタナが自由にセットでき潜れるタナも調整可能です。
また浮きが付いているため今どこを泳いでいるかも把握ができます。
当然浮きの動きを見ているだけで前アタリも確認できます。
この浮き釣りに慣れてきたら
*胴付き仕掛け(ぶっこみ釣り・ズボ釣り)
*エレベーター仕掛け
等も体験されると良いかと思います。
また今後はこのふたつの仕掛けの記事も投稿していきたいと思っておりますのでお楽しみに。
本日は長くなりましたけどここまでお付き合いして下さいましたて感謝しております。
本当にありがとうございました。
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