クロダイの前打ちでテトラでのポイント選定およびラインの適正な使い方を解説!
クロダイの前打ちでテトラでのポイント選定から正しいラインの使い方までテトラに特化したクロダイの釣り方を解説していこうと思います。
テトラは上手に探れば簡単に釣れてしまいます。そのためにはどこに注目すべきか?
この記事を読んで頂ければ、テトラでの前打ちの楽しさを知ることができます。
と、同時にテトラでの釣りには危険がひそんでいる事も合わせて解説させて頂きますね。
目次
クロダイの前打ちのをテトラでする場合釣れる条件が合わなければ厳しい釣りになります
そんな時でも、何とか一尾でも釣るために考えて釣りをやって行きましょう。
条件その1:釣行前日に大量の降水量があったそんな日は極めて厳しいです
通常の塩分濃度に慣れている魚にとってはまさに体調は絶不調です。
当然プロのアングラーの方でも釣るのが厳しいケースだと思います。
潮の流れを読み潮がぶつかっている所を狙おう!
潮の流れによってテトラにぶつかった流れがテトラを巻き込むようにテトラの裏側に切り込んでいくところを見つけたら、そこは絶好のポイントと認識し、
「ここで釣らなきゃどこで釣る?」って感じで頑張るポイントです。
いきなり、テトラの水流を受けて巻き込まれたところに打っても大概は警戒して逃げる事が多いです。
そんな時はテトラの前から投入して餌が巻き込まれてテトラの裏側に回り更にその流れが下の方に引き込まれるところには
クロダイが居る確率はグンと高くなってきます。
その流れにエサを投入する事で、自然の流れでクロダイに違和感を与えることなく口にしてくれる。
この条件の時はあくまでも潮に勢いがある時です。
また、潮が緩くて勢いがない時間帯はかなり厳しい釣りになりそうです。
潮が勢いよく流れている時は水と水がぶつかり合う事で、酸素量が増加し、魚の活性も増加する時です。
と同時に潮が動くことで水中のプラントンやベイトフィッシュも活発に活動し、
しいては、それらを捕食する青物や真鯛のような大物も積極的にエサを追いかけるようになります。
そう言う時はテトラ帯でもチャンス到来の合図です。
ポイントは潮がガンガンぶつかっている所を探してその中にエサを投入してみてください。
条件その3:海面が堤防の陰になっているところを狙え!
昼間の釣りで少しでも釣果を上げようと思ったら、徹底して日陰になっている所を攻める事。
クロダイの本能として障害物や影になっている所は少しでも隠れていようとするところから、好んでいるようです。
シェードと言ってしまった方が話が伝わりやすい方もおられるのではないでしょうか?
すなわちシェードとは日陰の事で狙うポイントです。
「日向」と「日陰」が有ったら「日陰」を優先に攻めていきましょう!
クロダイの本能である「日陰大好き^^」を逆手にとって「日陰」を優先に攻めまくりましょう。
条件その4:クロダイが釣れる時間帯に合わせて釣行するべし!
朝はまだ太陽が昇らない4時ごろから始めて,7時頃の朝マヅメを狙うのがベストです。
季節や地方によっても若干の誤差が生じるでしょうが、おおよそこの時間帯と覚えておいて下さい。
また、夕方は17時以降の夕マヅメ狙いで釣りを開始し夜釣りの時間帯を狙うと釣果が伸びると思います。
特に夜釣りの場合は驚くほど浅瀬まで来て岸壁や岩に付いているエサを捕食します。
暗闇になる事で、警戒心も薄くなり大胆な行動に出るので、大型が釣れる確率は日中から比べても、多いのが夜釣りの特徴です。
条件その5:魚には適水温が必要
魚には適水温というものが必要であり、適水温では活発にエサを探し回って捕食します。
しかし、極端に暑い時や寒い時には活性が下がりエサの食いつきも悪くなります。
クロダイも目の前にごちそうをぶら下げてやったら食べるのでは?と思いがちですが、
このように暑かったり寒かったりが極端な時は食べる気力もなく反転してまるで全く食べるそぶりは見せてくれません。
水温が上昇するほど水の中に酸素が少なくなってくるので、食事どころでは有りません。
それこそ、生きるか死ぬかの時に美味しいカニがぶら下がっていいても・・・「いりません!」ってなちゃいますよね。
夏場は水中の酸素量が減少してしまうので、どうしても魚が釣れにくくなってしまいます。
これを知っておくだけで、釣行も8月はちょっとお休みしようかな?て事で体をリフレッシュするいい機会だと思いますよ!
クロダイのテトラでの前打ち仕掛けの説明
ここからはテトラ帯でのクロダイの前打ちの仕掛けに付いてお伝えして行きたいと思います。
最近はどんな釣りをするにもPEラインが主流になりつつありますが、
まだまだ、ナイロンラインの存在を無視する事ができません。
道糸はナイロンラインの3号ハリスはフロロカーボンで決まり!
道糸はテトラでの釣りはナイロンが必須になります。
何故ナイロンラインを使用するのか?
それはナイロンは傷がついても切れにくい!という他のラインではマネできない特徴があるからです。
フロロカーボンは引っ張り強度には強いが一旦傷がついてしまうとあっという間に切れてしまいます。
フロロカーボンは比重が重いので水中でのエサの姿勢が安定します。
そしてテトラの釣りではハリスはフロロカーボン20㎝から30㎝と極端に短くします。
理由は簡単です。フロロカーボンは傷がつくと一瞬で切れてしまうのでできるだけ短くして
障害物に当たる長さを最短の長さにしてフロロカーボンにできるだけ傷を入れないようにした結果がこの長さに納まったという事です。
大きな貝を使う時はチヌ針の4号か5号を使う。
付ける時は蝶つがいがない方から刺す。
オモリは針のすぐ上のハリスに打つ。
台風が去った翌朝のクロダイ釣行は爆釣!
過去に台風が去った翌朝クロダイ釣りに家族で出かけました。
静岡県の名前は忘れましたが、結構大きな漁港でした。
たまたま遠征で出かけた途中の漁港なのですが高い堤防から外洋で砂地の海に向かってたくさんの釣り人がクロダイが入れ食い状態でした。
あのような場面に遭遇したのは初めてでした。
で、早速少ない隙間を見つけてカニで打ち返しますが、私の竿にだけ魚がのってきません(-_-;)
隣で地元の人が釣りをしていて、一向に釣れない私を見かねてか?
台風の後の黒鯛釣りは、ここではモエビ以外は釣れない事を教えて頂きました。
えっ?そんなことアリ?
と思った私はいつもエサはカニ専用で狙っていたので他のエサは持ってきませんでした。
幸い、エサ屋さんが近くにあったので、早速買いに行きました。
私「モエビ下さい。」
店のご主人「売れ切れだ!」
え?なんてこった・・・。
といって手ぶらでは釣り場には戻れないし・・・。
国道を走りました。2件立ち寄りましたがモエビは置いていないとの事。
30分は走ったかな?と言う頃に三軒目のエサやさん発見。
やっとのことで、モエビを購入する事が出来ました。
そこで、急いで家族が待っている漁港に戻って来た時には時合いは過ぎてモエビを投入しても何の反応も有りませんでした。
それもそのはずですよね。
エサを求めて1時間以上モエビを求めて迷走していたのですから・・・。
いくら台風の後は爆釣と言っても時合いがそんなに長く続くはずもなく、無念のタイムアウト!と言う苦い体験をいたしました。
静岡県の県民の皆様の心優しい人がいて私を哀れに思ったのでしょうね、妻がクロダイを2匹とグレ1匹を頂きました。
ここでの教訓!
時合いと、その土地のアタリエサをまざまざと思い知らされました。
テトラでの釣りには危険が潜んでいる事を自覚して臨むこと
これは30年前も昔の話になりますが、当時は釣り仲間とよく静岡県の焼津まで行き離岸堤に渡って堤防の上で仮眠をとって一晩釣りをして次の日の昼に帰ってくると言ったある意味強硬スケジュールで釣行していた時期が有りました。仲間は私を含めて3人でした。
そこはよく釣れましたので、何度か行ってたのですが、ある釣行の時、暗くなってから釣りをしていた時に凄い大きな悲鳴が聞こえたのです。
釣り仲間のリーダー的存在の人がテトラから足を滑らせて辛うじてテトラに挟まって下半身が海水につかった状態になてしまいました。
最悪の事態は免れたのですが、一人で脱出できるようなテトラでは有りませんでした。
大人の人が、一人ではよじ登る事が出来ない巨大テトラでした。
すっかりテトラ帯は暗くなり、釣り人もゴムボートで帰ってしまった後でしたが幸い3人で釣りをしていて
テトラから海に滑り落ちて途中で引っかかり大声を出せたから、ロープで助ける事が出来ましたが、
途中テトラに引っかからなかったらと思うとあの時の怖さが蘇ります。
ここでも教訓として、テトラでの釣りは絶対に一人ではやらないでください。
小さなテトラが隙間なく積まれている堤防でしたらまだしも
大人よりも大きいテトラでは穴も大きく隣のテトラにも移れないのが現状です。
テトラでの事故の報告もたくさん聞いています。
自分はそんな事絶対ない!なんて誰が保証してくれますか?
いつ何が起きるか分からないのが事故と言うものです。
テトラでの釣りには危険が潜んでいる事をもう一度再認識して自覚して楽しい釣りを心がけるようにして頂きたいと思います。
まとめ
テトラでのクロダイの前打ちのポイントや、それぞれのラインの適正なところで適正に使い、間違ったラインの選び方をしないようにお伝えいたしました。
後はテトラでの釣りはあなたの正しい判断で一人で行って自信があっても友達と声を掛け合って安全な釣りを心がけるようにしてくださいネ。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
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