チヌ釣りの撒き餌に米ぬかは本当に効果あるの?という事で動画で検証させて頂きました
チヌ釣りはいろんな釣り方がありますが今回はフカセ釣りでの撒き餌についてのお話です。
チヌ釣りの撒き餌に米ぬかは本当に効果あるの?という事を聞きますがそこで、いろいろネットで検索してみると、そこでたどり着いたのが、
米ぬかはうまく固まらないので団子にもできないし、遠投もできない
と言う事が分かりました。
米ぬかは無料でも手に入れれるとってもコスパの優れた集魚剤なのでチヌ(黒鯛)やグレ(メジナ)が釣れれば使いたいですよね。
そこで私が実際に米ぬかとオキアミだけで団子が作れて遠投もでき、釣りの撒き餌として使えるのか?を検証してみました。
結論から言いますと・・・。米ぬかと水の配合さえうまくできれば
「チヌ釣りの撒き餌に米ぬかは本当に効果ある」と言う結論に達しました。
チヌ釣りで米ぬか配合の撒き餌の効果が期待できないという方々の根拠は?
まずはチヌ釣りで米ぬか配合の撒餌の効果が無いという意見を集めてみました。
まだまだ探せばたくさんあると思いますが、私の目にとまった
「6件の米ぬか配合の撒き餌の効果が期待できない」をご覧ください。
1件目は、
米ぬかの配合で、餌そのものが軽くなって遠くに飛ばない。
2件目は
撒き餌が着水後に集魚剤、オキアミ、米ぬかがそれぞれ分離してしまい米ぬかだけが水面に浮いていた。と言う体験談も有りました。
3件目は
そもそも米ぬかは水を吸収しない。
4件目は
米ぬかは撒き餌のかさ増しだけでしかない。
5件目が
団子を作った経験のある方からですが、パサパサして団子に握れない。
そして最後に、
ひしゃくで撒いても米ぬかだけが浮いてしまう。と言う事でした。
貴重なご意見を集める事が出来ました。このご意見をもとに検証して行ってみたいと思います。
ですが、これらの意見は決して嘘ではないと思います。実際に体験されて言っている事だと思いますから・・・。
しかし上記した様に米ぬかを配合することで本来は、ひしゃくで撒いても団子を作っても
上手に撒かれたり、程よい固さになるはずなのにならなかった・・・。
という事だと思います。
私の検証では、これらすべての事は水加減ひとつで解決できるのではないか?と考えました。
そこで実際に団子を作って検証実験をしてみました。
1件目
「米ぬかの配合で、餌そのものが軽くなって遠くに飛ばない。」という事ですが
これは水の量が足りないと思われます。
水加減でパサパサにもなるし、シャビシャビにも、モッチリ、ベトベト、といろいろな状態になりますし
練加減でも、変わります。握り方でも変わります。
あとどれくらいというところは、握ってみて確認するのが分かり易いと思いますが、
できれば、水に投入してみれば、間違いないですね。
2件目
「撒き餌が着水後に集魚剤、オキアミ、米ぬかがそれぞれ分離してしまい
米ぬかだけが水面に浮いていた。」
という体験された方ですが、これもおそらく水の量が足りないと思われます。
それにしっかり餌を練ることです。
結果的には水中で分離しますが、とりあえず水中には分離せずに入っていきます。
3件目
「そもそも米ぬかは水を吸収しない。」とのことでした。
水を吸収するのでシャビシャビにも、モッチリ、ベトベト、といろいろな状態になると考えております。
団子作りは失敗はないと思います。
水が多かったと思えば、米ぬかを入れて調整できますし、
米ぬかが多かったと思えば水を入れて調整すれば良いので、
失敗はないと考えております。
4件目
「米ぬかは撒き餌のかさ増しだけでしかない。」
そのように思われている方もおられますが、実際に米ぬかを使って
結果を残している方も多数おられる事も事実です。
米ぬかは自動精米機に行けば残っていたら無料で頂ける
ありがたい撒き餌の材料です。
おおいに利用しましょう。
5つめは
「パサパサして団子に握れない。」
これは典型的な水の量が足りない時のパターンです。
水を追加する事で、遠投できる団子になります。
極端に考えてみるとお分かりですが、水を大量に入れたらどうなるでしょうか?
ドロドロになって、逆に握れなくなってしまいます。
でも、そこに米ぬかを入れて行って丁度良いところをに握りながら探していけば
お好みに合った硬さを作る事が可能です。
ただし、量が増えてしまいますが・・・。
そして最後に、
「ひしゃくで撒いても米ぬかだけが浮いてしまう。」
水加減と練をしっかりできれば米ぬかだけが浮いてしまうことはなくなると思います。
しっかり練るって事は簡単なようで、なかなか面倒くさいものです。
目安としては、軽く握ってみて団子にして固まり方で判断すれば失敗はなくなると思います。
握って団子にならないうちは水を追加ししっかりバッカンの隅まで混ざり加減が均一になるように
練っていく。これの繰り返しです。
米ぬかとオキアミ配合の団子の作り方
【材料】
前回遠投サビキ釣りで多めに買っておいたオキアミと春先に
タケノコのアク抜きで使って残っていた米ぬかのみで
集魚剤は一切入れていません。
【ポイント】
オキアミと米ぬかを混ぜて練り込みました。
ポイントは先ず水を入れず混ぜることです。
混ぜながら団子に握ってみてその加減で水を少しづつ加えては練る。
これの繰り返しで、失敗のない遠投可能で煙幕を出しながら沈下していく団子になります。
この時、オキアミをつぶして粘り気を出して米ぬかと配合する方もいらっしゃいますが、
それもアリだと思いますが、私の場合はそのままで混ぜています。
【米ぬかとオキアミ配合の団子を作ってみた】
作った団子はオキアミの量は同じで
・米ぬかが多い団子と
・米ぬかが少ない団子の2種類を作ってみました。
まず初めに米ぬかが少ない団子を作りました。
次に米ぬかの多い団子を作りました。
この時しっかり練りましたが団子にはなりませんでした。
(米ぬかだけを増量しただけなので当然水分は足りない状態です。)
そこで水を少しづつ足して練っていたら丁度良い加減のところに来ると
しっかりした団子になりました。
実際に水に落としてみましたが煙幕を出しながら沈下していきましたし
水に入れても崩れることはありませんでした。
しかしこれはあくまでも水道水をバケツに入れてやった検証実験で
実際に海で潮の流れの速いところや流れの淀んでいるところでとかでは
どうなるのか?というところは検証できませんので完全に再現とはいきませんが
少なくても、水道水をバケツに入れた検証ですので、方向性は見れたのかな?と思います。
水道水に比べて海水の方が浮力が強い事を考えると
どこまでが限界なのかはわかりませんが、
とりあえず水道水での検証ではオキアミと米ぬかを練り込めば
団子になることは立証されたのではないでしょうか?
実際に米ぬか団子を作って沈めてみた
動画を作りましたのでご覧になってください。
団子はオキアミと米ぬかだけで米ぬかの量が少ない団子2つと
米ぬかだけ倍にした団子をそれぞれ2個づつ作りました。
ジェット天秤がおすすめな理由
〘団子を作ってわかったことその1〙
オキアミと米ぬかの配合の割合を書いていませんでしたが、これは大体でやりました。というのも、決められません。
オキアミがどれだけ水分を含んでいるかでも微妙に違いますし、
とにかくオキアミと米ぬかを混ぜて少しづつ混ぜることによって粘りが出てきます。
〘団子を作ってわかったことその2〙
オキアミ:米ぬかの配合の割合は関係ありません。
米ぬかはオキアミを入れなくてもしっかり団子になります。
ですから使いたい分、米ぬかを入れて頂いて結構です。
撒き餌の量を増したい時は多く入れても大丈夫です。
これまで、いろいろ書いてきましたが
要するに大事なのは水加減だけです。
後は丁寧に混ぜるだけです。
ただこれだけを気を付けて作れば誰でも簡単に作る事が出来ます。
水が多めに入れてシャビシャビになってしまったら、米ぬかを追加して練り具合を見ながら
軽く握ってみて理想の団子の硬さに固まればOKです。
ですから、釣り場に米ぬかを多めに持っていけば、
団子作りに失敗したなんてありえません。
米ぬかを足してやれば済むことです。
すなわち、米ぬかは団子にして遠投もできました。
水分を多く含んだ米ぬかとオキアミの撒き餌はひしゃくにいれての遠投も問題なく
米ぬかだけが沈まないという事もありませんでした。
まとめ
米ぬかは元来団子釣りにはよく使われていたものでした。
現在ではドンドンいろんな集魚剤や配合餌が出回ってきました。
よく釣れると思います。
しかし、米ぬかでも十分使えます。
水加減をいろいろ変えてみてください。
米ぬかは非常に使いやすい撒き餌の材料です。
私の検証では米ぬかは撒き餌に使えるという結論になりました。
是非皆さんもお試ししてみてはいかがでしょう。
ここまでお読みくださってありがとうございました。
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